家族信託(民事信託)【⑦事例(自宅不動産を将来的に売却したい場合)】
2025.05.13
現在、母親が自宅に一人で住んでおりますが、最近、物忘れなどがひどくなってきました。母親は、将来施設に入ったりし、空き家になったら家を売ってほしいといっております。しかし、本人が認知症になってしまうと簡単に売却することができなくなってしまいます。
【解決策】お母様と長男で家族信託契約を結んでもらい、長男が自宅を管理してお母様がそのまま自宅に居住できるようにします。売却が必要になった場合には、受益者代理人にした長女の同意を得て、自宅を売却し、売却代金をお母様の施設や生活費に使用します。